2004年4月17日〜18日
@鞍手鷹狂(くらてたかきち)さん Aひのろりさん B栗田さん C管理人
↓参加107チーム一斉にスタート
@鞍手鷹狂(くらてたかきち)さん
・今回、初参戦させて頂きましたが、とても楽しかったです。この駅伝への参加が決まってから本番まで約一ヶ月ありましたが、
時間の都合でほとんど練習する事ができませんでした。かといってそれまで練習していたわけでもないので約6年ぶりの大会
を6年間ノー練習という極めて「有り得ない」状態でむかえる事になりました。こんな状態なので予想通り(?)自分の思う通りの
走りをする事ができませんでした。
チームは準優勝してうれしかったですが、個人的には不満残りです。来年は練習して参加し、表彰式には胸をはって「おれが行
く!」と言ってみたいです!(笑)
↓今年はうし君でした。
Aひのろりさん
・昨年に続き2回目の参加で、大会の勝手はわかっていたので大会そのものに対する不安はありませんでした。しかし昨年より
もはるかに練習不足で、走りに対する不安ははるかに大きい状態でのスタートでした。昨年の大会で完走はできたので、“来
年は、今年よりも1周当たり少しでも速く走れるように”と心に誓っていました。今大会に向けての練習は、相変わらず平日はほ
とんど走れないので腹筋を少々週末にゆっくり30分または1時間走、という感じでした。それでも11月に10kmでベストを出し、
2月頃まではそこそこ走れていました。が、そこからが・・・言い訳はしたくありませんが、風邪(毎年長引くのです)と仕事でほと
んど練習できませんでした。
当日走り始めてみると、1日目の日中は昨年より10秒/周くらい速く走れて、結構いい感触でした。そして魔の夜間。やはり練
習不足が出て、さらに足の痛みも時々出てどんどん遅くなってきて、2日目もそのまま昨年より数秒/周遅い走りとなってしまい
ました。チームは2位という昨年を上回るすばらしい成績。私は今可能な全力の走りはしたのですが、合計23周、19.55km完
走してたすきをつないだということでのチームへの貢献にとどまりました。今大会、チームの他のみんなの最後まで速い走りと
温かい雰囲気にはあらためて感動させられました。みんなで最終ランナーを迎えてのゴールは、今も鮮明によみがえるくらい心
に残っています。
来年に向けては、平日の筋トレ内容の充実+週末に距離をかせぐ方法でとにかく1年間継続して練習することです。(私の場合
レースまでの大きな敵の1つに、毎年一度かかるとなかなか抜けない風邪もあります・・・)また来年もあのすばらしいチームの
仲間と24時間楽しく一生懸命完走できるよう、少なくとも今年よりも速く走れるよう、これから1年間また楽しく走りたいと思いま
す。
↓トヨタ九州森下広一監督と
B栗田さん
・今年も24時間駅伝に参加しました。すっかり鞍手北中陸上部OBチーム内で年間行事として定着したようで、私が声をかける
前から「今年はいつあると?」「今年も出ますよ!」と言った声があり大変嬉しくなりました。今年のチームのエントリーは18人で
しましたが、スタートまでに4人増え、途中も追加登録をして、全部で27人でたすきをつなげました。27人のうち鞍手北中陸上部
OBは13人、鞍手北中現役陸上部1人、あとは私の陸上仲間、のおがたジョガー、のおがたレディース、三菱重工下関陸上部
、直方RC、直鞍クラブ、トヨタRC、鞍手RC、フリーの方が参加してくれました。(男性は21人、女性は6人)
今年は車椅子のランナー神谷君も参加してくれました。鞍手北中陸上部OBで21歳。神谷君は中学、高校と長距離選手として
活躍していましたが、高校1年の1月、柔道の時間に右脳の動脈2本が破裂、血液が充満し脳を圧迫するという大事故にあわ
れました。奇跡的にも命は助かりましたが、半身不随という大きな後遺障害が残ってしまいました。昨年の11月に神谷君の中
学時代の長距離仲間、立石君、松岡明君が私に『神谷という車椅子の仲間がいるから一度会ってほしい』と申し入れがあり会
いました。初めて見る神谷君は笑顔で私に握手を求めてきて挨拶をしてくれました。とても明るく元気がよく、鞍手北中陸上部O
Bの新聞の記事まで出してきたりで陸上がかなり好きだったんだなって伝わってきました。私は神谷君に「4月に24時間駅伝と
いうのがあるけど一緒に出場しないか?」って誘ってみました。神谷君からは「はい、出ます。よろしくお願いします。」という返
事が元気よく返ってきて今回の出場となりました。神谷君にとっては5年振りの復帰戦です。
昨年同様金曜日の夕方、直方のランニング仲間のところにテントを借りに行き、トラックに積込みました。そのあとはテーブル、ス
トーブ、クーラー、発電機、灯油、ガソリン、食料、椅子、ブルーシート、コンロなどを積み込みました。土曜の朝は7時前から持っ
ていく物を確認、8時に出発、8時半会場に到着。コース内への車の出入りは9時までなので急いで荷物を降ろし車を駐車場に
入れました。高橋君、広瀬君、藤若君の4人でテント2梁を建てブルーシートでテントを囲み設営が終わりました。あとはみんな
を待つだけです。(集合時間まで1時間半以上あります。設営係りの方朝早くからありがとうございました。)
11時ごろからチームメイトが続々到着。神谷君のお母様から到着したという電話が入り駐車場まで迎えに行きました。走る気
満々の服装にいい笑顔の神谷君。「おはようございます。よろしくお願いします!」といいながら握手を求めてきました。メンバー
全員で開会式に出席。開会式後チームの作戦会議、と言っても交代方法(1周交代)の説明と走る順番決めです。午後1時い
よいよスタート。今年の1区は下関から初参加の田中さん。2位で2区池永さんへ中継。スタートからいい流れが出来、1時間経
過の順位は2位。その頃どこで神谷君を走らせるか検討。神谷君は今にも走らせてくれといった表情。スタート後1時間半くらい
のときに神谷君を入れることにしました。たすきリレーは神谷君が事故にあったときにいろいろ支えてくれた元マラソンランナー
の綱崎君からにしました。綱崎君にはそのまま伴走者として車椅子を立石君と押してもらうことにしました。車椅子に乗って右手
右足を動かし走るまねをする神谷君は凄く喜んでました。5年振りの駅伝!神谷君にはこの日にもう一度走ってもらいました。
(夕方から翌朝までは家の方で過ごされました。)
さて私の走りの方ですが夜9時を回ったときに膝が痛み出し足を引きずってしか走れなくなり、リタイアしてしまいました。(練習
不足によるものです。情けなかったです。)救護室でマッサージをしてもらい少し楽になりました。マッサージ中隣のベッドにはト
ヨタ自動車九州陸上部監督の森下広一さんの奥様がいらっしゃいました。その後森下広一さんを発見。すかさず近寄り「2分で
いいからちょっとテントに寄ってください。」とお願いしチームメイトに会っていただきました。テントの外ではみんなと記念撮影。
奥様や子供さんがいらっしゃったのに本当にありがとうございました。
夜10時から翌朝5時までは交代方法を変更。1時間を5人でリレーする方法をとり仮眠時間を多く取れるようにしました。この頃
の順位は2位。1位と3位との差をみんな気にしながら走ってました。私は日曜の朝区の掃除があり夜中から翌朝9時まで家に
戻りました。この間は綱崎君がよくチームをまとめてくれて助かりました。区の掃除が終わって会場に戻ってみると順位は2位。
1位との差はかなり広がってました。3位との差は何とか大丈夫かなって感じの差でした。みんなはすでに2位キープを意識して
いました。10時過ぎに再び神谷君が登場。この日もやる気満々。前日と同じように綱崎君からのたすきリレーで1周走ってもら
いました。
残り1時間を切った時には2位を確保出来ると確信。その頃最終ランナーが誰になるか?ウイニングランはどのようにするか?
などをみんなで話し合っていました。ゴール5分前に最終ランナー予定の高橋君とウイニングランの打ち合わせ。午後1時ゴー
ルの花火が上がり競技は終了。チームメイト全員で最終ランナーの高橋君を200mほど迎えに行きました。笑顔で飛び込んで
くる高橋君。たすきは高橋君から神谷君の首に掛けられそこからは全員で歩いてゴールを目指しました。どこのチームも「お疲
れ様」や「また来年」と声を掛け合っていました。ラスト30mに差し掛かったところで、神谷君には歩いてゴールしてもらうことに
してました。車椅子から降りて足が4本付いた杖をついて、お母さんに支えられて一生懸命一歩一歩歩いてくれました。私はゴ
ールの上にある放送席に行って私「車椅子のランナーが自力で歩いてゴールしています。」DJ「彼の名前は?」私「こうやよし
のり」DJは放送で「車椅子のランナーが今自力でゴールしようとしています。鞍手北中陸上部OBとその仲間。彼の名前はこう
やよしのり君。みんなで応援しましょう。頑張れ鞍手!頑張れこうや!あと2歩!あと1歩!ゴール!」どこのチームからも神谷
君へ温かい声援が飛んでいました。そのときチームメイトのほとんどは感動のあまりに泣いていました。ゴールにいた大会スタッ
フの方も泣いていて神谷君に「お疲れ様。よく頑張ったね。感動をありがとう!」と声を掛けていました。私は神谷君と握手。
「復帰よかったね。来年もまた走ってね。」と声を掛けました。神谷君は「はい、来年は一人で一周出来るように頑張ります。」と
答えてくれました。
今年はチームを結成して3回目の出場でした。
1年目は7位 398周 338.3km
2年目は3位 425周 361.25km 前年より27周アップ
3年目は2位 459周 390.15km 前年より34周アップ
今年は前年の順位、記録は上回らないだろうって思っていたのですが、大幅に更新してしまいました。みんなの頑張りとチーム
ワークがよかったのだと思います。私は走りでは全く貢献できませんでしたが・・・。出来るだけ順位を気にせず楽しく走ってもら
いたかったのですが、序盤から上位をキープし、逆に順位を気にしながら走ったのが高記録を生み出し、それが楽しかったのか
もしれません。今年優勝した“爆笑小竹ファミリーズ”は隣町のチーム。三年続けて負けているので来年は勝ちたいし、今年以
上の記録を出して上を目指したいです。
最後に“鞍手北中陸上部OB”チームで走ってくれた
直方ジョガーの滝田さん
直方レディースの北村さん、高島さん、大村さん、平山さん
直方RCの広瀬さん
直鞍クラブの新橋さん
三菱重工下関陸上部の池永さん、田中さん
鞍手RCの田中さん
トヨタRCの古野さん
フリーの益田さん、藤若さん、松澤さん
北中OBの高橋君、綱崎君、坊山君、松岡兄弟、井上姉妹、立石君、神谷君、芝野3兄弟
ありがとうございました。来年もよかったら一緒に参加してください。
祝!準優勝
C管理人
・2002年、2003年に続いて3回目の参加でした。昨年は95チームでしたが、今年は10回目の大会ということもあってかなん
と107チームも参加がありました。(あるテレビ番組のチームも)私自身は今年も昨年同様、休日にゆっくり1時間程のランニング
をベースにしていましたので、タイムも疲労度も昨年と同じような感じでした。(3〜4日ダメージ残りました。)でも、今年は子供が
少しの時間ですが観戦していたので、たまにはいいところを見せておかないといけないなと思って頑張りすぎてしまいました。
走った後は20年前はもっと速かったんだぞ、と言っておきましたが。^_^;(実際、高校の時に比べたら100mは3秒、1500mなら1
分は遅いです。)個人的には今年もやっぱり体力不足を感じてしまいました。今年も貢献できませんでしたので、もう少し(?)鍛
えないといけないですね。
大会に参加されたみなさん、大会関係者の方々、お疲れ様でした。この観戦記を見て少しでも興味をもたれたあなた。来年は
ぜひ会場でお会いしましょう。
★第10回 宗像ユリックス24時間EKIDEN最終結果★(全107チーム)--1周約850m(かなりのアップダウン有)
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